自分は今年の3月までビジホ(所謂ビジネスホテル)で2年ほど客室清掃の仕事をしていました。
そして、ビジホで仕事をする前は今と同じ職場のラブホ(所謂ラブホテル)で客室清掃の仕事をしていました。
今回は、ビジホとラブホの清掃の違いを書いてみようと思います
まず「ビジホ清掃に拭き上げバスタオルはありません」
自分がいたビジホでは『拭き上げタオル』というものは存在しませんでした
それは同じ系列のビジホでも同じでした
なので、基本は客室にあるお客様の使用済みのタオル+未使用タオル数枚を拭き上げタオルの代わりにして清掃を行っていました
未使用タオルは使えても1枚か2枚程度だったので実質2枚から4枚のタオルで拭き掃除全部をすることになります
それは、備え付けのグラスや嗽コップは勿論、トイレの便座などの拭き掃除
テーブルや机、ベッド周り、それからお風呂の浴槽や鏡、天井に至るまで全てをその限られた枚数のタオルで賄うということです
時には、別部屋の清掃で使った使用済みバスタオルなんかも使いつつ清掃をすることもあります
ラブホは汚いと言うイメージをもたれている方もいるかもしれませんが
実際は...
ビジホの方が汚いかも...ということですw
自分がこの仕事をするようになって、まず身内や知人に言ったこと
それは、『ビジホの部屋に備え付けのグラスや嗽コップ、お皿はそのまま使わず一度熱湯で流してから使え』ということでした
それともう一つ...
『湯船は使うな、使うならシャワーのお湯で流してからお湯を溜めて使え』ですw
ビジホの清掃のときに使えるタオルは使用済みタオルなので当然お客様があちこち身体を拭かれたバスタオルやフェイスタオルで備え付けのグラスや嗽コップを拭きます
...と、言うことは??
洗剤をつけて綺麗に洗ってはいますが最後に使用済みのバスタオルで拭いて仕上げるので衛生的に宜しくないということになります
そして...浴槽ですが
残念なことにお風呂用洗剤はあるものの時間に追われて清掃しているため浴槽にザラつきがなければシャワーのお湯で流して拭くだけなんてことの方が多いんです
なので、自分自身はもちろん使う前に洗いますし、身内や知人にはそのことを話して使うなら洗ってから使うか場所によっては備え付けとは別に廊下にウォーターサーバーがありそれ用に紙コップを置いてるところもあるのでそれを使うようにと言っていますw
一方、ラブホはじゅうぶんな拭き上げタオルがありそれを使って掃除をし、備え付けのグラスや嗽コップ、スプーンは使用済みのものはまとめて食洗機で洗ってから1個ずつ専用のビニール袋に入れてシーラーをかけてリネン室に置いてあるものを清掃のときに補充します
割り箸や爪楊枝は個包装のものですし、櫛やドライヤーのヘッドなんかも清掃のときに使用済みであれば回収して専用バケツに洗剤を入れたものがあるのでそこで数時間漬け込み洗って乾かし1個ずつ個包装し清掃のときに補充します
浴槽も、ローションや複数の入浴剤が備え付けで置かれているためそれを利用されるお客様がいらっしゃるので清掃の度にお風呂用洗剤で洗い拭き上げタオルで水滴が1個も残らないように拭き上げていますし椅子や洗面器に関しても同様にその都度洗剤で洗いお湯で流し拭き上げで拭くというのを徹底しているのでビジホよりは綺麗なのでは??と思います
大浴場のあるような所謂『温泉旅館』と言われるところは大丈夫だとは思いますが...
それでも、大浴場があるなら部屋の風呂は使わずに大浴場に行くことをオススメしますし、備え付けのグラスたちは念の為に軽く濯ぐことをオススメします
まぁ...あくまでも自分が仕事をしていたところは...という話なのですけどねw
(※ラブホは2箇所、ビジホは1箇所ですが(複数店舗)でお仕事をしていました)